旅のRESUME

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【和歌山県・伊都郡】和歌山旅行記〔5〕『金剛峯寺』と想像と違った高野山の町

ブログへお立ち寄り頂きありがとうございます。

プチご無沙汰しておりました。

早いもので前回のブログ更新から8日、和歌山旅行記からは2週間が経ってました(;・∀・)

仕事が忙しくてお盆休みもほぼ何処にも出かけておりません^^;

まあ、危険な暑さと台風だったのでいいかな・・・・・。

みなさんはご無事でしょうか。

日にちが空きましたが旅行記続けます💦


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壇上伽藍の根本大塔の横から通りに出て左前方にある金剛峯寺まで歩きました。

旅行へ行くまで、高野山は日本三大霊場という認識でそれは間違いではなかったけど、山全体が修行の場で住んでいるのはお坊さんばかりと思っていました。

ところがです。

画像はお借りしました


117もある寺院は広範囲に建っており、メインの通りには土産物屋の他にカフェ、居酒屋食堂、コンビニがあります。

メインの通を外れれば、一般住宅があって学校、郵便局、床屋、病院、警察もあり、壇上伽藍から金剛峯寺までの道には学校帰りの小学生が歩いてました。

先ほどの雨でずぶ濡れなのが可哀そう。

つまり、事前に観光ガイド等はまったく見てなかったので、それまで想像していた高野山と実際に行って見た高野山は違っていたのです。

う~ん、、、、べるだけかなぁ^^;

金剛峯寺

高野山真言宗の総本山である金剛峯寺

金剛峯寺」という名称は、お大師さまが『金剛峯楼閣一切瑜伽瑜祇経』というお経から名づけられたと言われています。

現在の高野山奥の院が信仰の中心になっていて、その末寺3600ヵ所、信徒一千万の総本山です。ちょっと規模の想像がつきません

▼通りから正門まで幅広の緩やかな階段を登っていきます。
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正門

1862年の再建とされてますが、1680年に落慶した「青厳寺上門」という可能性も言われています。

この門には、今も僧侶が使用するくぐり戸があります。

かつては、この門を正面から出入りできるのは、天皇・皇族・高野山の重職だけで、門の出入り一つとっても厳しい決まりがあったそうです。

 

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豊臣秀吉が母堂の菩提のために寄進したので桐紋がありますね。

▼本堂?お参りをしましたが、案内がなく分からず・・・・・本堂でいい??

全体は大主殿という大きな建物です
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金剛峯寺の屋根は檜の皮を何枚も重ねた檜皮葺きです。

屋根の上には雨水を溜める天水桶が設置されていて、火災が発生した時に火の粉が飛んで屋根が燃えないように桶の水をまいて延焼を防ぐ役割をしました。

大玄関と小玄関

中央の幕が下がっている場所が金剛峯寺の本坊の表玄関の大玄関です。

この大玄関も正門と同じく、天皇・皇族・重職しか入る事が出来ませんでした。

その右側に小玄関があって、ここはちょっと偉い人が通れたみたいです。一般の僧侶は裏口から入ったとか。

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▼龍の彫刻の髭が立体的です。
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鐘楼

金剛峯寺の前身の青厳寺の鐘楼で1860年の大火で焼失後、1864年に再建されたものと考えられています。県指定文化財です。


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本坊・内拝

鐘楼の向かい、小玄関の横にある拝観入口から中へ入ります。

拝観受付を済ませて左周りにぐるりと一周してきました。

元の場所へ戻るので靴を持ち歩かなくて済むのは助かります。

因みに現在の僧侶は、この拝観入口から出入りしています。

 

▼すぐ右側が大広間と持仏間。

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広い建物内にはたくさん部屋があり、狩野派などのどこも見事な襖絵があったけど残念ながら撮影禁止でした。

天皇・皇后が登山された時の応接間とか、武者隠しという部屋があったりとか。

たくさんある部屋は、どこも襖絵があるので写真は撮れません

建物の床は鴬張りでした。

今までで一番鳴いた床はここですね(´▽`*)

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奥の院の高野杉は凄い太さです。
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▼長い渡り廊下を通って別殿へ。

この廊下は気持ち良かったです♪
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▼廊下の外はちょっとした石庭。
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別殿

91畳と78畳の二間からなる別殿は襖を外すと169畳の大広間になります。

昭和9年弘法大師御入定1100年の建てられて、昭和58年まで信徒の休憩室として使われたそうです。

比較的新しいので高野山の歴史からみると襖絵も今どきです。わんこの絵でした。

ばん龍庭

別殿は、ばん龍庭という庭に面していて、2,340㎡という国内最大の石庭です。

※“ばん”という文字がIMEパットで見つかりませんでした💦「虫」辺に「番」という字です

こちらは1150年の弘法大師御入定・大法会の時に作られ、雲海の中で一対の龍が向かいあって奥殿を守っているそうです。

右端に少し見えているのが奥殿で、公開はされてません

畳みの部屋に座ってのんびり庭を眺められたら最高だけど、それは出来ませんでした。


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台所

江戸後期以降使われてきた台所です。

水飲み場は雨水を水槽に溜めてて使用していました。f:id:bluemoonbell:20230805103428j:image

 

▼かまどは今も現役で使われています。

炭をおこす場所には、防火対策として大きな煙突があります。
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▼天井から吊っている台に風通しをよくして、食品の保存をしていまいした。

紙を垂らすことで鼠の侵入を防いだそうです。
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▼3つの釜で2石、一度に2000人分のご飯を炊いたそうです(゚д゚)

釜の上には台所の神様、三宝荒神が祀られていました。

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この後、新別殿へ行き戻りました。

とても見所の多い金剛峯寺

残念ですが、雨あがりの蒸し暑さで外はあまり見ていません。

建物内にはお土産屋さん(?)もあります。

御朱印

弘法大師生誕1250年記念の印が押してあります。
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アクセス

拝観時間はAM8:30~PM5:00

大主殿の拝観料はたしか1000円

高野山デジタルミュージアム

近くには2022年8月にオープした高野山デジタルミュージアムがあります。
時間なくて行けませんでしたが、VRシアターで高野山を体験。
『観てから行くと納得感、行ってから観ると満足感』だそうです。
金剛峯寺で本坊の内拝に行くと割引券がもらえます。

画像はお借りしました

 

猿田彦珈琲プロデュースの高野山ブレンドが頂けるカフェもありますよ。
やっぱりもう一度行かなくちゃ(2度目笑)
 
最後までご覧いただきありがとうございます(●'◡'●)