こんばんは。ご訪問ありがとうございます。
バラを育てている人にとって、少なからず脅威になっているであろう根頭がんしゅという病気について書いています。
流通してるバラ苗は2種類
まず、バラ苗には国産と輸入の苗があります。
その違いは・・・・
国産 輸入
- 樹勢 強い 強いが暑さに弱い
- 初期生育 簡単で旺盛 難しく生育は遅い
- 樹高 大きくなる コンパクト
- 癌腫 出やすい ほとんど無い
さて、4番目の癌腫ですが、この違いは何かというと台木の違いです。
がんしゅの菌は黒点やウドンコと同じく、日本中どこにでも存在する菌です。
夏に涼しいヨーロッパの台木では日本の高温多湿に適応しにくいので、国産の台木を使うわけですが、国産のノイバラは、元々この菌に弱いという性質があるのです。
輸入苗は難しい?
「輸入苗は難しい、枯れやすい」と言われるのは、日本の気候に馴染むのに時間がかかる(1番と2番)ためだと思われます。
それでも、輸入苗は植え付け方や剪定の仕方など、同じ品種でも国産のとはちょっと手入れを変えて気を付ければ、上手く育つ確率は高いです。
ちなみに、ゲンコツ剪定に向くのは輸入苗です。
うちにも輸入苗のバラがいくつかありますし。
バラは本領発揮まで3年といいますが、輸入苗は倍の年数と考えています。
日本とヨーロッパの台木の違いは一目瞭然なので、植え替え時に判別がつきます。
bellの庭の癌腫対処法
ウチにもがんしゅのバラがありますが私の対処法は、清潔なナイフで患部をキレイにえぐり取り、そこに食品用アルコールスプレーをたっぷりとかける。剪定するハサミや用具などは他のバラと差別していません。同じ物を普通に使っています(本当は消毒したほうがいいと思うけど)。
これは、あくまで私流なので責任の持てる方法ではありません^^;
今のところ、がんしゅで枯れたバラはありません。進行はとてもゆっくりなので、早めの対処です!
癌腫の予防
バラの家、キムタク元てんちょの話では「予防には、なるべく傷は作らない、蒸らさない、水をあげ過ぎない、乾燥させすぎない」だそうです。
がんしゅを100%防ぐのは今の技術では無理だともおっしゃっていました。
細かい事書くともっと長くなってしまうので、これくらいにしておきます。