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趣味のひとつとしてガーデニングがありますが、今年の4月に手術をしてから入院も長引き、退院してすぐに梅雨入りしたのもあって、なかなか庭に出る事が出来ないでいました。
体調がすぐれなかったのもありますが、今は少しづつ動けるようになったので、まずは雑草取りから始めています。
でも、さすがに今日の暑さでは庭に 出るのを止めました。
毎年恒例の蜂
さて、brllの庭には毎年たくさんの蜂がやって来るのですが、その中でも毎年巣を作る蜂がいます。
コアシナガバチという名前を聞いた事がありますか?
わりと民家ではよく見かける蜂です。
アシナガバチとは
スズメバチ科アシナガバチ亜科に属する蜂の総称で、世界に26属1000種、日本には3種11種が生息しています。
代表的な種類として
セグロアシナガバチ 体調20~26mm
キアシナガバチ 体調12~18mm
フタモンアシナガバチ 体調14~18mm
コアシナガバチ 体調11~17mm
で、そのコアシナガバチが毎年bellの庭に巣を作っているのです。
コアシナガバチ
その特徴は
- 背中の上に模様が無い
- 背中の後ろ側も帯がある
- 腹部に黄色い斑紋がある
そして、下の画像が今年設営された巣です。
べるが気づいたのは先週で、既にこの大きさになっていました。
100室くらいありそうです。
アシナガバチの巣はハスの花托・果托のようでスズメバチの巣よりも丈夫。
スズメバチの巣は洋紙、アシナガバチの巣は和紙と例えられるほど丈夫なのです。
そして、コアシナガバチの巣は幼虫の入っている蛹室(ようしつ)の蓋が白いのが特徴です。
他の特徴として、巣の形はカーブして反りかえっています。
生態サイクル
春、4~5月に女王蜂が一匹で巣作りを始め、3部屋出来ると卵を産み20日ほどで幼虫は成虫になります。
成虫になった働きバチがまた部屋を増設します。働きバチは雌です。
部屋をどんどん増やして女王蜂は卵産み、幼虫が育って成虫になり空いた部屋にまた産み付けていく。
そして、秋頃になると受精卵から新女王蜂、無精卵から雄が生まれます。
その新女王蜂はその雄と交尾をして体内に卵を持ったまま越冬します。
雄は交尾が終わると巣を追われてしまいます。ちょっと可哀そうですね。
翌年春になると越冬した新女王蜂が一匹で巣作りを始めて・・・・・と繰り返していくわけです。
益虫か?害虫か?
コアシナガバチの成虫は、花の蜜や幼虫が分泌する栄養価の高い液を舐めて生きています。
一方幼虫は、働きバチがせっせと餌を運んでそれを食べて成長します。
その餌というのは、蝶や蛾などの幼虫である芋虫や毛虫で団子を作って食べさせるのです。
bellの庭では無農薬でバラや野菜を育てているので、とても助かっているわけです。
結論としては、bellの庭とってコアシナガバチは益虫。
が!問題は巣を作った位置です。今回の巣はバラ2本の間にあるフェンスで、高さはべるの腰のあたり。
雑草を取っていたら、やたらとブンブンまわりを飛ばれて、目で追ったみたらしゃがんでいたまん前に巣があっという訳です。危害を加えるか偵察にきたんでしょう。
コアシナガバチは強い毒性を持ってますが、大人しい性質なのでこちらから手を出さない限り攻撃してくる事はありません。
でもね、雑草取りに夢中で下を向いたまま移動していたから、気づかずに近づいてしまった。
洗濯の物干し台とも凄く近いです。
場所によっては危ないと判断して巣が小さいうちに駆除してたけど、今回は既に大きくなってしまったので、この夏はこの場所で共存する事にしました。
見逃すからチュウレンジバチの幼虫いっぱい食べてね。
11月には巣は空っぽになり、その巣は翌年に使う事もないので処分してますが、女王蜂は帰巣本能があります。
毎年似たような場所に巣を作ります。来年はもうちょっと場所を考えてほしいな。
因みに去年はキチンの窓に作られて、窓を途中までしか開ける事が出来ませんでした。
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