こんばんは。ご訪問ありがとうございます。
今日から、愛知県犬山市にある、博物館明治村について書いていきます。
敷地内にある建造物は全て本物で、重要文化財、国登録有形文化財が多くあります。
では、今回は帝国ホテルからご紹介します。
帝国ホテル中央玄関
まず、明治村で一番目を惹く建物といえば帝国ホテルです。
アメリカの建築家、フランク・ロイド・ライトが設計した優美で気品溢れるホテルです。
関東大震災や東京大空襲もくぐり抜けた建物ですが、地盤地下と老朽化の為に取り壊されて、中央玄関のみが移築されました。
梅雨真っ只中の雨降りで、小雨ではあるもののやはり画像が暗くなってしまいました。
斜めから入口を撮影していますが、建物は左右対称で中央に池があります。
右側の屋根は玄関前の車寄せです。
外観のモチーフは平等院鳳凰堂です。
正面から見ると素晴らしいです。
全体像を見たい方は、日光の東武ワールドスクウェアに、1/25スケールの旧帝国ホテルがあります。
かつて、チャップリンやヘレン・ケラー、ベーブ・ルースが宿泊、そしてマリリン・モンローがジョー・ディマジオと新婚旅行で宿泊したのも有名ですね。
フロントもちゃんとあります。
みなさん、きっとここでチェックインされたんですね~♪
寄りかかってみました(笑)
大谷石をふんだんに使って建築されています。
(我が家には大谷石のコースターがあります。大谷石については、いずれ記事にしたいと考えています。)
柱や壁のレリーフは石職人による手彫りの彫刻、さらに透かしテラコッタで飾られて、柔らかい灯がもれています。
当時の日本のレンガ、テラコッタなどはまだ質が良くなかったので、帝国ホテル用に制作する工場を新設したほどです。
写真で見るよりずっと圧巻のロビーですよ。
階段や広間の天井はフロアごとに高さを変えてあり、外観がシンメトリーなのに対し、中は微妙にアシメになっています。
母国アメリカ以外で、ライトの作品が見られるのは日本だけです。
建築好きにはたまらないでしょうね!
絨毯、カーテン、椅子、ランプ、すべてがロイドの作品です。
椅子に座る事も出来ますよ(*^^*)
帝国ホテルロビーにはポーツマス条約締結テーブル
帝国ホテルのロビーには、1905年9月5日日露戦争の講和条約の時に使われたテーブルが置いてあります。
アメリカのニューヨーク州にある大学から寄贈された、正真正銘の本物です。
遠くから見た時に「ビリヤード台?」と思ってしまったべるでした(汗)。
この時、中立の立場で間に入ったのはルーズベルト大統領ですね。
絵ではどの人か分かりませんでした(^-^;
2Fには喫茶室があって、ケーキやコーヒーをいただけいます。
帝国ホテルカレーやちょっとしたグッズも置いてますよ。
ここがあまりに素敵で時間を使いすぎたため、最後は慌ただしくなったのでした。