ギヨーによって、1867年に初のハイブリッド・ティ・ローズ(HT)『ラ・フランス』が作出され、それ以前のバラをオールド・ローズ(OR)、以降をモダン・ローズ(MR)と呼ぶ
☆原種=モッコウバラ、ハマナスなど
☆オールド・ローズ(OR)の系統
- ガリカ・ローズ(G)=一季咲き。主に赤、ピンク、ディープピンク。
- アルバ・ローズ(A)=一季咲き。主に白、ソフトピンク。グレイの葉。
- ダマスク・ローズ(D)=一季咲き。主に白、ピンク。トゲが多い。
- ケンティフォリア・ローズ(C)=一季咲き。主にピンク。
- モス・ローズ(M)=一季または返り咲き。主に白〜ピンク。蕾、花茎、茎に苔のようなトゲ。
- チャイナ・ローズ(Ch)=四季または繰り返し咲き。白、ピンク、クリムソン(濃紅色)。
- ポートランド・ローズ(P)=ダマスクとチャイナの交配種。ピンク〜クリムソン。
- ブルボン・ローズ(B)=返り咲き。ソフト〜ディープピンク。つる、半つる性。
- ハイブリッド・パーペチュアル(HP)=返り咲き。花色は多彩。
- ティ・ローズ(T)=四季または繰り返し咲き。クリームやサーモンピンクなど、アイボリー系。
- ノワゼット・ローズ(N)=返り咲き、繰り返し咲き。主にクリームイエロー、ピンク系。伸長力がある。
☆モダン・ローズ(MR)の系統
- ハイブリッド・ティ・ローズ(HT)=四季咲き大輪バラ
- フロリバンダ・ローズ(FL)=四季咲き中輪バラ
- グランティ・フローラ(Gr)=HTとFLを交配した系統
- イングリッシュ・ローズ(ER)=イギリスの育苗家、デヴィッド・オースチン氏のブラ ンド。
- ジェネロサ=フランスの育苗家、ギヨー家のブランド。
- シュラブ・ローズ(S)
- クライミング・ローズ(Cl)
- ランブラー・ローズ(R)
- ミニチュア・ローズ(Min)※大型のものをパティオ・ローズと言う
- ポリアンサ・ローズ(Pol)
[薔薇の話] 用語
- ブッシュ=木立性
- クライミング=つる性
- シュラブ=木立とつるの中間の性質
- ランブラー=ほふく性
- シュート=幹から出る太い枝。株元から出るものを、ベイサル・シュートと言う。 どちらも翌年の主枝となり、良花を咲かせる。
- 大苗=前年の秋〜年の初めに接木した苗を春に売らず、畑で大きくしたもの。10月〜翌 3月まで売られる。
- 新苗=1〜2月に接木して5〜6月に売られる。小さくて、大苗に比べると値段が安い。