旅のRESUME

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【本】しゃばけ外伝「えどさがし」 畠中恵著書

ブログへお立ち寄り頂きありがとうございます。

 

 しゃばけシリーズ

 

有数の大店の跡取り息子の若だんなは、体が弱く、朝昼晩と死にかけると江戸では有名です。

そんな若だんなの祖母は、齢3000年の大妖て、その血を引く若だんなは妖を見る事ができます。

なので、若だんなの周りにはいつも妖がいっぱい。

おもわぬ事件や災難に巻き込まれて、妖たちの協力のもと、解決していきます。

 

今日はそんな大好きなしゃばけシリーズの外伝です。(*^-^*)


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しゃばけシリーズは全部新書で揃えていますが、しゃばけ外伝「えどさがし」だけ新書で買い逃してしまい、先日やっとこさ文庫で購入しました。

 

新書を買い逃して「いつでもいいや」的な気持ちになってました(^-^;

 

表紙のイラストは柴田ゆうさんです。

 

平安時代(?)の佐助と明治の仁吉ですね。

愛嬌のある家鳴も♪

 

えどさがし

この外伝に、しゃばけの主人公である若だんなは出てきません。

いえ、出てこないと勝手に思い込んでいたら、カメオ登場しました。

カメオなのでちょっとだけです。

 

若だんなが登場すると、ちょっとホッとする。

なんでだろう?妖したちと気持ちが同じなのか?(笑)

五百年の判じ絵 

物語の主人公は犬神

その昔、弘法大師が害をなす猪を除ける為、料紙に呪禁を書き、犬神はその中に描かれてこの世に誕生した。

師である弘法大師は人間なので人の世から去り、主を失い行き場の無くなった犬神が残った。

放浪していた犬神が佐助になるまでの物語りです。

太郎君、東へ

物語の主人公は禰々子(ねねこ)

坂東(関東)の地にある一の大河の利根川は、長男というべき川だとして人々から坂東太郎と呼ばれていた。

利根川にその者ありと知られた、河童の大親分禰々子が、子分の河童も流されるほど大荒れの太郎を落ち着かせようと奮闘する話です。

今の利根川が出来た経緯が書かれています。

たちまちづき

主人公は寛朝(かんちょう)

江戸は上野の広徳寺といえば、世に名が通っている寺社の一つ。広大な敷地にを誇り、その境内には、幾つもの堂宇が連なっている。

その広徳寺で、特に名を上げている一人の僧。

妖退治で世に力を示した高僧で、名を寛朝という。

無理難題を押し付けられた寛朝様、弟子の秋英にも怒られながら問題解決に挑みます。

親分のおかみさん

人公はおさき(おかみさん)

おさきの住まいは、江戸の通町から少し奥へ入った先、日限地蔵から程近い長屋。

おさきは亭主の清七(岡っ引き・日限の親分)と連れ添ってかなり経つが子はいない。寝たり起きたりの繰り返しが長いので、おさきはまるで長崎屋の若だんなのようだと清七が笑う。

体の弱いおさきの元へ、捨て子が放置されました。

捨てられていた子の親探しの話しです。

 えどさがし

主人公は仁吉

江戸の地が東京と称するようになって、20年以上の時が流れていた。

アーク灯が、暮れて行く夜の町に明るさを連れてくると、とんびというマントを羽織った男の鞄から「きゅんい」という、小さな声がした。

時代が変わって“京橋”と名乗っている仁吉の、人探しの話です。

新聞の投稿欄に載っていた『江戸の頃別れてより、いく年月。早く迎えに来ておくれ、一』というメッセージは、果たして若だんな(一太郎)なのか?

感想

どの物語も楽しめました。

とりわけ、たちまちづきの寛朝様の話が面白かったです。

本編でもなかなか良い役どころの御坊です(*^^*)

 

表題のえどさがしではもちろん若だんなを探しているわけですが、ちょっとした事件も起こって仁吉が巻き込まれてしまいます。

長崎屋の手代だったころより、人に上手く溶け込んでいるみたいです。

 

次の新作が楽しみです♪

 

今日もお付き合い、ありがとうございました(*^^*)